Q1 この度は研究会30年間皆勤賞おめでとうございます! 30年の研究会を振り返って、どんなお気持ちですか? ありがとうございます。本日も研究会へ参加させていただいたの ですが、無我夢中の30年だったように思います。そして、御家元を 始め皆様に日頃から暖かいお言葉をいただき、嬉しくもありますが 恐縮しております。 Q2 「いけばな」を始めたきっかけを教えてください。 36~37年前になりますか、ご近所の方に誘われて…。 その以前に少し、「いけばな」を習っていたこともあるのですが、 戦争が始まりやめていましたので、良いきっかけになりました。 また、夫の仕事の関係や実家が都内にありましたので、当時から 比較的外出しやすい環境にありました。 |
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Q3 お稽古、門下(親)教授の永田先生はいかがですか? 昔はそれこそ無我夢中で教えていただきましたが、 今では日常で味わえない良い意味での緊張感を持ちながら 楽しくお稽古しています。 永田先生は、昔も今も変ることなく御熱心で、 丁寧に教えてくださるので、ありがたく思っております。 Q4 30年参加されている研究会は、参加されてみていかがですか? 生け終えて、御家元、会長に御講評をいただく瞬間は 身が引締まります。普段のお稽古で小ぢんまりした作品ばかり 生けていたのですが、研究会に参加させていただくようになって、 大らかに作品を生けられるようになりました。 また、他の門下の方々とお友達になれて楽しいですし、 お稽古とは違い、より深い勉強が出来ます。 |
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Q5 花展に出品されてみていかがですか? 古流協会展のように大きな展覧会では、今になっても緊張感が大きく 気持ちを占めますが、社中展は緊張感もありますが、ゆったりとした 気持ちで作品に取組んでいます。どちらも花展が終わると、 私なりに感じるものがあって、こみあげてくるものがあります。 Q6 「いけばな」をこれからも続けてゆきたいですか? 続けてゆける限り続けてゆきたいです。 花とふれあい、向き合っていることが楽しく、それが長く続けられた ことにもつながっていると思いますので…。 |
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Q7 「いけばな」の魅力、「いけばな」を始めようとされる方への メッセージを! きれいで美しい作品を見て、気持ちが安らぎ落ち着きます。 ホッとすると言うんでしょうか? 一輪の花であっても、どんな器にどんな風に生けて、 何処に飾って愉しもうかと考えるゆとりが出来て楽しいものです。 是非、多くの皆さんにも「いけばな」を始めていただきたいですね。 「いけばな」を通しての友達も出来ますし、良い思い出も出来ます。 「古流・大觀流のいけばな」は窮屈ではなく、ゆったりとした 気持ちで出来る「いけばな」ですので…。 |
理瞳のコメント | 研究会の皆勤賞は1年からあります。しかし、30年皆勤賞は家元も始めての経験で大変喜んでおりました。新年会での 表彰式典では、門下教授の 永田先生は涙を流し喜んでおられ、山田さんもインタビュー中、涙を潤ませておられました。 現在、私は古流・大觀流の改革・再構築を進めておりますが、その柱の一つに日頃から「温故知新」の精神を忘れずにありたいと 考えております。このインタビューを通して、その精神を新たにし、更に一歩、改革・再構築を前進させてゆきたいと思いました。 皆様と共に歩んでゆける喜びを胸に…。 |